狂い始めた時代にただ
一つだけの真実と
回り続ける時間さえも
この手に掴めると信じて
痛みのない世界の中で
あるがままの快楽だけを求め続け
愚かな時を過ごすだけの
罪を重ねた旅人は
恐怖に怯え瞳を閉じて
闇を彷徨い続ける
生まれてきた
その意味さえもわからなくて
過ちだけを君は繰り返す
「心まで失くしたなら
すべて終わらせよう…」
この躯が壊れるまで
この宙に叫び続けた
君を突き刺して静かに微笑んだ
涙を流しても戻らないから
溢れ出した悲しみにただ、
君を見つめていた
いつの日かまた出逢えたときは
微笑みを交わそう
「心まで失くしたなら
すべて終わらせよう…」
この躯が壊れるまで
この宙に叫び続けた