恋人もいないくせに
手編みのマフラー どうするのさ
クリスマスプレゼントに
まだ 間に合うからもらっとくよ
ああ なんとなく
ああ こんな日は
ああ 思い出す
そう 昔話さ
初めての 口づけは
君が帰る 坂の途中で
唇に ふれただけの
さよならの キス
さよならの キス
君の髪 長い髪が
毎日 きれいになっていくのに
僕はまだ 夢ばかりを
教科書のすみにえがいていた
ああ いつの日か
ああ この恋も
ああ 君のような
そう 風になるよね
十七の誕生日
夢を見てた 微熱の中で
月明かり 君の寝顔に
おやすみの キス
おやすみの キス
おかしいね これじゃまるで
今 観たばかりのロードショーを
演じてるみたいだけど
ハッピーエンドにしたかったよ
ああ 君が今
ああ 見つめてる
ああ その先に
もう 手が届かない
抱きしめて いたいけど
涙がもう あふれちまって
歩きだす君の背中に
さよならの キス
さよならの キス
抱きしめて いたいけど
涙がもう あふれちまって
歩きだす君の背中に
さよならの キス
さよならの キス