久々に会った夜に君は
タバコと自慢話を吹きながら
“価値観”なんて体のいい単語使い
希望の地図破いていた
苛立ちと同情が入り乱れた
大人びた言葉が似合うはずねぇだろ
ガラクタのトロフィー奪うために
汗まみれで声出してたあの頃
先頭を切り突っ走ってた君は
確かに俺らのヒーローだった
二車線の果てしない道も
君と一緒なら我が物顔で通ってたよ
苦しい事も泣きたい事も
全て分かってるさ
俺ら同じ道歩いて来たんだから
いつだって間に合うさ
俺らはどこへも行かない
百式見て今も心躍る始末
そちらの革靴も
こちらのスニーカーも
雨風が吹けば誰でも傷はつくんだ
不器用なオリジナルが
ダミーの部屋で
ひざ抱えてうなだれていた
両の手に持つのは
破れっ放しの希望の地図
立ち上がってくれよ
卓上の理論口にしているのは
無傷な証拠だろ
蹴り飛ばしてくれよ
いつだって間に合うさ
俺らはどこへも行かない
百式見て今も心躍る始末
そちらの革靴も
こちらのスニーカーも
雨風が吹けば誰でも傷はつくんだ
走ってくれよヒーロー
クズみたいな昔話でもしながら
気長に風待ちをしようよ