握りしめたか細い指で
キミは何をつかんだのでしょう
急ぐ日脚は矢よりも速し
真昼のうちに野に咲く百合の
ようにただ吹き荒れてる風に揉まれ
キミは何を勝ち得たのでしょう
わざやむる夜の来るは早し
夕日射す間に野に咲く百合の
ようにただ
御霊下り愛の炎冷えた心に
燃やしたまえと捧ぐ歌に力はなく
それでも口ずさんでるよ
渡る日影の過ぎぬ間に
涼しき風の絶えぬ間に
花の上のきらめく露の
消えぬ間に消えぬ間に
祈りは口より出で来ずとも
誠の思いは閃くなり
野に咲く百合のようにただ
火は心の底に潜み
隠るる炎燃え立つ今
捧ぐ歌に力を込め
響け誇らしき調べよ渡る日影の
過ぎぬ間に涼しき風の
絶えぬ間に花の上の
きらめく露の消えぬ間に
Hang in there my friend
海朝日昇り百合は咲き誇り