窓のない向かいの工場が
季節に関係なく低い音をたてていて
ぼくはいつも 世界のどこにいても
その音がするんだと
あたりまえに思ってた
そう 信じてた
My baby 君がいない夜
あたりまえに君がいたソファ
baby 君がいない部屋
なんだかよそいきの顔をしている
雲がぼくから月の光さえ奪うと
自動販売機の切れかけた灯りだけが
まぶたにぼうっと焼き付いて
まるで夜光虫みたい…
思い出そうとすると もう
そこにいない
My baby ぼくの部屋に
今日も夜が来たということは
baby 君にもきっと
同じ色で違う夜がきたんだろう
窓から見える5つ目の街灯
いつの間にか
切れてしまったんだろう
君が抱えてた悲しみに灯りを
ひとつくらい灯せたかな…
My baby 振り返ったんだ
君がそこにいるような気がして
baby 君が好きだった
コンフレークとスープが
ころがってる
My baby 君がいない夜
あたりまえに君がいたソファ
baby 君がしたであろう
ドラマの録画がはじまってる
baby…